“樺色地”の読み方と例文
読み方割合
かばいろじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこはもう石見いわみ沿岸寄りの近くで、名も知れぬ島嶼とうしょのかげに隠れこんだ相手の大小の船をみると、その帆ばしらやみよしには、樺色地かばいろじに白く“唐梅紋からうめもん”を抜いた海賊旗をかかげている。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)