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地色
その三は太く黒き
枠を施したる大なる書院の窓ありてその
障子は広く明け放され桜花は模様の如く
薄墨の
地色の上に白く浮立ちたり。
今それをアニリン
染料の紫に
比ぶれば、
地色が
派手でないから、
玄人が見れば
凝っているが、
素人の前では損をするわけだ。
一
厘錢は
黄銅の
地色がぴか/\と
光るまで
摩擦されてあつた。どつぺを
引いたのが
更に
親になつて一
度毎にどつぺは
解いて
他の
綱へつける。
いつも
黒い
地色のスカートに、
襟のあたりに
少しばかりレースの
飾をつけた
白いシヤツ。