“地色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じいろ62.5%
ぢいろ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その三は太く黒き枠(わく)を施したる大なる書院の窓ありてその障子(しょうじ)は広く明け放され桜花は模様の如く薄墨(うすずみ)の地色(じいろ)の上に白く浮立ちたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
今それをアニリン染料(せんりょう)の紫に比(くら)ぶれば、地色(じいろ)が派手(はで)でないから、玄人(くろうと)が見れば凝(こ)っているが、素人(しろうと)の前では損をするわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一厘錢(りんせん)は黄銅(くわうどう)の地色(ぢいろ)がぴか/\と光(ひか)るまで摩擦(まさつ)されてあつた。どつぺを引(ひ)いたのが更(さら)に親(おや)になつて一度(ど)毎(ごと)にどつぺは解(と)いて他(た)の綱(つな)へつける。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いつも黒(くろ)い地色(ぢいろ)のスカートに、襟(えり)のあたりに少(すこ)しばかりレースの飾(かざり)をつけた白(しろ)いシヤツ。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)