“白樺派”の読み方と例文
読み方割合
しらかばは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生田長江いくたちょうこうが『新小説』の誌上に「自然主義前派の跳梁ちょうりょう」という題で、白樺派しらかばは——というよりは、主として武者小路実篤むしゃのこうじさねあつ氏を目がけてすさまじい攻撃の矢を放ったのは、すこぶる威勢のいいものだったので
文壇昔ばなし (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
例へば、武者小路実篤むしやのこうぢさねあつは——千八百八十五年に生れ、「白樺派しらかばは」の中心人物となり、近来日向ひうがに「新しき村」を建設し、耕読こうどく主義を実行す。彼の著作は単純真率しんそつ、技巧をほどこさず、おのづから清新の気をそなふ。
日本小説の支那訳 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)