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佃
ふりがな文庫
“佃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つくだ
91.3%
つ
4.3%
つく
4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つくだ
(逆引き)
たとへば春さき灰緑に芽ぐんで來る
佃
(
つくだ
)
島の河沿の河原の草などを見る時分には、どうしても黒田さんの
樣風
(
マニエエル
)
を想ひ出さずには居られない。
京阪聞見録
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
佃(つくだ)の例文をもっと
(21作品)
見る
つ
(逆引き)
伊勢のいわゆる神嘗の御祭にも、
抜穂
(
ぬきほ
)
の式は厳重に行われているが、此方は斎田が至近の地にあり、これを
佃
(
つ
)
くる者も神人であった。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
佃(つ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つく
(逆引き)
なお播磨国風土記の賀毛郡雲潤里の条に丹津日子神が『吾れ宍ノ血を以て
佃
(
つく
)
る故に、河の水を欲せず』
穀神としての牛に関する民俗
(新字新仮名)
/
中山太郎
(著)
佃(つく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“佃”の解説
佃(つくだ)は、中世日本の荘園公領制において、荘園領主や荘官・地頭らによる直営田をいう。年貢や公事の賦課が免除され、収穫物をすべて領主が収取した。手作・用作・正作・門田とも。本家・領家など上級領主による直営田を佃とし、荘官・地頭など下級領主によるものを正作・用作として区分することもあるが、中世当時は必ずしも明確に区分されていたわけではなかった。
(出典:Wikipedia)
佃
漢検準1級
部首:⼈
7画
“佃”を含む語句
佃島
佃煮
佃煮屋
佃久太夫
佃島住吉
新佃島
本佃
海苔佃煮
陸佃
“佃”のふりがなが多い著者
小栗風葉
中山太郎
長谷川伸
木下杢太郎
長谷川時雨
林不忘
泉鏡太郎
柳田国男
島崎藤村
永井荷風