“持歸”の読み方と例文
新字:持帰
読み方割合
もちかへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出やうがはやいと魔劫まごふれないから何時いつかはこれをもつて居るものにわざはひするものじや、一先ひとまづ拙者が持歸もちかへつて三年たつのち貴君あなた差上さしあげることにたいものぢや
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
取出し何れもの前にて讀聞よみきかせ其文言もんごんは九助事江戸おもてより持歸もちかへり候金百八十兩島田宿しまだじゆく藤八へあづけ是あり曼陀羅と引替にわた約束やくそくゆゑ曼陀羅を盜取ぬすみとりおくつかはし候間右の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひめをばかり墓所はかしょより、きたりてすくされよ、とロミオかたまうりしに、使僧しそうヂョンとまうもの不慮ふりょことにて抑留ひきとめられ、夜前やぜんそのしょ持歸もちかへってござりまするゆゑ、目覺めざめなばさぞ當惑たうわく