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もちかへ
語句 | 割合 |
持歸 | 50.0% |
持返 | 16.7% |
持帰 | 16.7% |
持皈 | 16.7% |
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取出し何れもの前にて
讀聞せ其
文言は九助事江戸
表より
持歸り候金百八十兩
島田宿藤八へ
預け是あり曼陀羅と引替に
渡す
約束故曼陀羅を
盜取送り
遣し候間右の金子を
廓にて
若い者と云私し宅に五ヶ年の間
相勤めます中少しも
後暗きこともなく實に
正直正路の者なりと言ければ大岡殿は其傳吉事
奉公中給金其外にて百五十兩程
貯其元へ預け歸國の節
持返りしと申が然樣成や四郎左衞門如何にも五ヶ年の内に
私しへ百廿兩
預け置歸國の
節其金を
其まゝ
持返らば
和郎は
幼稚の
使に
等しく主人に言譯あらざる可し
就ては一度
受納したれど
此方は見らるゝ如くにて
親子の
外に人もなければ結納持せて遣難し依て此まゝ此金は其
婿殿に
上下料に送りたりとて返し給ひぬ然すれば
和郎の役目も
立んと信あり義あり何から何まで拔目のあらざる
言葉に
感じ忠兵衞は
只拜々と言受なして金を
と
父が
以前持帰つた、
其の
神秘な
木像の
跡の、
心当りを
捜す
処、——
気にも
掛けないまで
忘れて
了つて、
温泉宿の
亭主を
呼んで、
先づ
尋ねたのが、
世に
伝へた
双六谷の
事だつた。
持皈りて
主を
尋ばやと
鐺を
手にさげて二町ばかりあゆみしにしきりに
重くなり、
鐺の内に
声ありて我をいづくへ
連れ
行ぞといふに
胆を
消し
鐺をすてゝ
逃さりしに