持歸もちかへ)” の例文
新字:持帰
出やうがはやいと魔劫まごふれないから何時いつかはこれをもつて居るものにわざはひするものじや、一先ひとまづ拙者が持歸もちかへつて三年たつのち貴君あなた差上さしあげることにたいものぢや
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
取出し何れもの前にて讀聞よみきかせ其文言もんごんは九助事江戸おもてより持歸もちかへり候金百八十兩島田宿しまだじゆく藤八へあづけ是あり曼陀羅と引替にわた約束やくそくゆゑ曼陀羅を盜取ぬすみとりおくつかはし候間右の金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひめをばかり墓所はかしょより、きたりてすくされよ、とロミオかたまうりしに、使僧しそうヂョンとまうもの不慮ふりょことにて抑留ひきとめられ、夜前やぜんそのしょ持歸もちかへってござりまするゆゑ、目覺めざめなばさぞ當惑たうわく
雲飛うんぴ許可ゆるしを得て其片々へんぺん一々ひとつ/\ひろつて家に持歸もちかへり、ふたゝ亡父なきちゝはかをさめたといふことである。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
流し私儀十歳の時父彦兵衞儀江戸へ下りしゆゑ指折算ゆびをりかぞへて歸るを待居りし中に御所刑となりしかば母は明暮あけくれなげき悲み病氣も出べきやに存じ候まゝ私し儀江戸へ下りほねひろ持歸もちかへらんと母を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かここゝの身代にて八十兩位は我が百文の錢程にも思ふまじ何事も御主人の爲と思ひあの金八十兩を盜取ぬすみとらんと喜八が不※ふとむねうかみしはこれ災難さいなんもとゐなり夫より喜八は質物を我家わがや持歸もちかへりて吉之助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)