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歸
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けえ
ふりがな文庫
“
歸
(
けえ
)” の例文
新字:
帰
なんてのたくり/\
歸
(
けえ
)
つて
來
(
く
)
んだ、さうすつと
又
(
また
)
駄目
(
だめ
)
だ
汝
(
わ
)
りや
復
(
ま
)
た
行
(
い
)
つて
來
(
こ
)
う、
直
(
すぐ
)
に
來
(
こ
)
うつて
云
(
ゆ
)
ふんだぞなんて
怒
(
おこ
)
つた
見
(
み
)
てえになあ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『早く
歸
(
けえ
)
つて寢る
事
(
こつ
)
た。
恁麽
(
こんな
)
時何處ウ
徘徊
(
うろつ
)
くだべえ。天理樣拜んで赤痢神が
取附
(
とつつ
)
かねえだら、ハア、何で醫者藥が
要
(
い
)
るものかよ。』
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
今路地の外まで
歸
(
けえ
)
つて來ると、變な野郎がウワウロして居るから、樣子を見てゐるうちに、お靜の話を聞いてしまつたよ、——八丁堀の旦那が、心祝ひに酒を下すつたなんて、そいつは
大嘘
(
おほうそ
)
だ。
銭形平次捕物控:083 鉄砲汁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
おれが町内あづけになつて、無事に
歸
(
けえ
)
つて來た顏をみると、手前は又むやみに喜んで、子供のやうに手放しで泣きやあがつた。さうして、大岡樣はありがたいと手をあはせて拜んだぢやあねえか。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「
櫛
(
くし
)
なんざ
持
(
も
)
つてゐねえぞはあ、それよりやあ、
歸
(
けえ
)
つて
柹
(
かき
)
の
木
(
き
)
のざく
股
(
また
)
でも
見
(
み
)
た
方
(
はう
)
がえゝと」
朋輩
(
ほうばい
)
の
一人
(
ひとり
)
がおつぎへいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
家へ入ると、通し庭の壁際に据ゑた小形の竈の前に小く
蹲
(
しやが
)
んで、干菜でも煮るらしく、鍋の下を焚いてゐた母親が、『
歸
(
けえ
)
つたか。お
腹
(
なか
)
が
減
(
へ
)
つたべアな?』
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「すぐ
歸
(
けえ
)
つて來るよ——味噌汁のさめねえうちに」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ゆうべもたうとう
歸
(
けえ
)
らねえ。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「どうれ、
俺
(
お
)
ら
歸
(
けえ
)
つて
牛蒡
(
ごぼう
)
でも
拵
(
こせ
)
えべえ、
明日
(
あした
)
天秤棒
(
てんびんぼう
)
檐
(
かつ
)
いで
出
(
で
)
る
支障
(
さはり
)
にならあ」
剽輕
(
へうきん
)
な
相手
(
あひて
)
は
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
したやうにいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
何程
(
なんぼ
)
でも可えだ。明日ア
歸
(
けえ
)
り
荷
(
に
)
だで、行ぐ
時
(
どき
)
ア空馬車
曳
(
ふ
)
つぱつて行ぐのだもの。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
歸
部首:⽌
18画
“歸”を含む語句
歸途
立歸
歸京
歸宅
歸路
歸依
歸國
御歸
歸省
歸邸
持歸
歸依者
歸着
御歸館
歸宅後
歸準備
歸朝
歸航
歸館々々
歸省中
...