“がへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
25.0%
12.5%
6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さればさしづめおあかの方は、一郎が母となりし訳なれど、稚きより剛気の一郎、なかなかこれを母と呼ぶをがへんぜず。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
四時間、五時間とつうちに、そろ/\退屈をかんした。しきりに寐がへりをつ。そとい天気である。障子にあたる日が、次第にかげうつしてく。雀がく。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ふな餘り三二 いがへりこむぞ。
吉原よしはら身賣みうりせし金子にてたしかなりそれと申も十八ヶ年以前の御恩がへしとぞんじていたしたる其金故にかへつて文右衞門樣のあだとなりしはまこと御氣毒おきのどくともなにとも申樣も御座なくことに又肝腎の町所名前を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その次は坊主がへりで宗玄そうげんといふ四十男、イガ栗頭の大入道で、恐ろしい髯武者だが、不斷は深い笠を冠つてゐるから、容易に人相は見せない——これで四人でせう
銭形平次捕物控:239 群盗 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)