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返
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がへ
ふりがな文庫
“
返
(
がへ
)” の例文
夫人は
返
(
かへ
)
す
返
(
がへ
)
す再会を約して手を握られた。自分達三人は馬車の上でどんなに
今日
(
けふ
)
の
幸福
(
さひはひ
)
を祝ひ合つたか知れない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
四時間、五時間と
経
(
た
)
つうちに、そろ/\退屈を
感
(
かん
)
じ
出
(
だ
)
した。しきりに寐
返
(
がへ
)
りを
打
(
う
)
つ。
外
(
そと
)
は
好
(
い
)
い天気である。障子に
当
(
あた
)
る日が、次第に
影
(
かげ
)
を
移
(
うつ
)
して
行
(
ゆ
)
く。雀が
鳴
(
な
)
く。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
熊次郎、おいく、茂吉、青根入湯に
行
(
ゆく
)
。八月十三日、大雨降り大川の橋ながれ。八月十四日。天気
吉
(
よし
)
。熊次郎、おいく、茂吉三人青根入湯
返
(
がへ
)
り。八月廿三日。天気吉。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
大豆
(
だいづ
)
を
引
(
ひ
)
いたのはそれでも
稀
(
まれ
)
な
晴天
(
せいてん
)
であつたので「いひ
返
(
がへ
)
し」に
來
(
く
)
る
筈
(
はず
)
に
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
を
頼
(
たの
)
んだ。
彼等
(
かれら
)
は
相互
(
さうご
)
の
便宜上
(
べんぎじやう
)
手間
(
てま
)
の
交換
(
かうくわん
)
をするのであるが、
彼等
(
かれら
)
はそれを「いひどり」というて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“返”を含む語句
引返
銀杏返
返答
返報
振返
往返
返辞
鸚鵡返
取返
忍返
突返
返事
見返
反返
寝返
意趣返
裏返
恩返
返咲
返却
...