“べつむね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
別棟96.4%
別軒3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と聞いてみましたら、別棟べつむねに住んでいる馬丁べっとうや農夫たちが、二日おき三日おきに馬で四里離れた大野木まで買い出しに行くというのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
「店二階で。へエ、此處からは別棟べつむねではございませんが、この二階から店二階へは、梯子を降りて又登らなきや參られません」
そこに一筋の廻廊があった。その突きあたりに別軒べつむねがあった。離れ座敷に相違ない。廻廊伝いにそっちへ行った。雨戸がピッタリ締まっていた。その雨戸をそっと開けた。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)