トップ
>
幾棟
ふりがな文庫
“幾棟”の読み方と例文
読み方
割合
いくむね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくむね
(逆引き)
一代の中に
幾棟
(
いくむね
)
かの家を建て、大きな建築を起したという人だけあって、ありあまる精力は老いた
体躯
(
からだ
)
を
静止
(
じっと
)
さして置かなかった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
麦畑のはてには、長者の
邸
(
やしき
)
の構えのなかに建てつらねた、
堅魚木
(
かつおぎ
)
のある
檜肌葺
(
ひわだぶき
)
の屋根が
幾棟
(
いくむね
)
となく見えておりました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
対岸にある倉庫や石置場のようなものが雨に煙って、右手に見える無気味な大きな橋の
袂
(
たもと
)
に、
幾棟
(
いくむね
)
かの灰色の建築の一つから、灰色の煙が
憂鬱
(
ゆううつ
)
に
這
(
は
)
い
靡
(
なび
)
いていた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
幾棟(いくむね)の例文をもっと
(8作品)
見る
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
棟
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干
“幾棟”のふりがなが多い著者
徳田秋声
島崎藤村
国枝史郎
永井荷風
田中貢太郎
小川未明