“おどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
御堂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武州ぶしゅう比企郡高坂村大字岩殿いわどのの岩殿観音の寺伝に曰く、坂上将軍東征の時、この御堂おどうの前に通夜し悪龍を射斃いたおしたことがある。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あのエヂプトの繪文字えもんじはじめるがゝりになつた『ロセッタ・ストーン』といふいし、ギリシヤの『パルテノン』といふ御堂おどうにあつた彫刻ちようこくもこゝにあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
するとその小坊主こぼうずというのは勝軍地蔵しょうぐんじぞうさまで、おおきなひげおとこえたのは勝敵毘沙門天しょうてきびしゃもんてんちがいありません。どちらもこの御堂おどうにおしずまりになっていらっしゃいます。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)