“御堂格子”の読み方と例文
読み方割合
みどうごうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょせん逃げおおせぬとあきらめてか、途中、小さいどうを見かけるやいな隠れこんで、内から御堂格子みどうごうしを閉じていたのだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、顔が揃うと、年かさの一人が、やおら御堂格子みどうごうしの前へすすみ出た。そして、鎌倉者には見られない素朴な郷武者さとむしゃ振りで、こう呼びかけた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)