“秋葉山”の読み方と例文
読み方割合
あきばさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この旅館が、秋葉山あきばさん三尺坊が、飯綱いいづな権現へ、客を、たちものにしたところへ打撞ぶつかったのであろう、泣くより笑いだ。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから水道尻の秋葉山あきばさんの常燈明の下の腰掛に、二人の浪士体の男は腰をかけて、米友はそれから少し離れたところに、崩し梯子と尻をおろしてうずくまっていました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
秋葉山あきばさんの大燈籠の下で、近藤勇の手紙の摺物すりものを読んでいた二人の浪士と、それを聞いていた宇治山田の米友の三人は、今の鉄砲の音を聞いて、すわとばかりに駈けつけて見たけれど
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)