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打撞
ふりがな文庫
“打撞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぶつか
82.4%
ぶつ
17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶつか
(逆引き)
小箪笥
(
こだんす
)
の上に飾つた箱の中の京人形は、蠅が一斉にばら/\と
打撞
(
ぶつか
)
るごとに、
硝子越
(
がらすごし
)
ながら、其の鈴のやうな美しい目を
塞
(
ふさ
)
いだ。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ぼんやりうつむいている多津吉を
打撞
(
ぶつか
)
ったように見ると、眉はきりりとしたが優しい目を、驚いた
様
(
さま
)
に
睜
(
みは
)
りながら、
後退
(
あとじさ
)
りになって隠れたが。
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
打撞(ぶつか)の例文をもっと
(14作品)
見る
ぶつ
(逆引き)
師走
(
しはす
)
の
算段
(
さんだん
)
に
驅
(
か
)
け
𢌞
(
まは
)
つて
五味坂
(
ごみざか
)
で
投出
(
なげだ
)
された、
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
は、
懷中
(
くわいちう
)
げつそりと
寒
(
さむ
)
うして、
心
(
しん
)
、
虚
(
きよ
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
路端
(
みちばた
)
の
石
(
いし
)
に
打撞
(
ぶつ
)
かつて
足
(
あし
)
の
指
(
ゆび
)
に
怪我
(
けが
)
をした。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
蝶吉は
躓
(
つまず
)
くように駒下駄を脱いで、
俯向
(
うつむ
)
けに
蹌踉
(
よろ
)
け込んで、障子に
打撞
(
ぶつ
)
かろうとして、肩を
交
(
かわ
)
し、
退
(
すさ
)
って、電燈を仰いで、
踏
(
ふみ
)
しめて立った。ほッという酒の息、威勢よく笑って
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
打撞(ぶつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
撞
漢検準1級
部首:⼿
15画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀
“打撞”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎