“生椎茸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なましいたけ75.0%
なまじいたけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初茸はつたけの四寸、さけのはらら子、生椎茸なましいたけ茄子なす、胡麻味噌などを取りそろえて、老尼がお給仕に立つと、侵入者が言いました
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一方八重の遅桜おそざくら三本みもとばかり咲満ちたる中に、よろず屋の店見ゆ。とざしたる硝子戸がらすどに、綿、紙、反もの類。生椎茸なましいたけあり。起癈散きはいさん、清暑水など、いろいろにしたたむ。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
手土産てみやげ田舎いなからしく、扇子に羊羹ようかんを添えて来るもの、生椎茸なまじいたけをさげて来るもの、先代の好きな菓子を仏前へと言ってわざわざ玉あられ一箱用意して来るもの
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)