“予(われら)” の例文
旧字:豫
其中(そのうち)、姫(ひめ)の目覺(めざ)めしゆゑ、天(てん)の爲(な)せる業(わざ)は是非(ぜひ)に及(およ)ばず、ともかく出(で)てござれ、と勸(すゝ)むるうちに、近(ちか)づく人聲(ひとごゑ)、予(われら)駭(おどろ)き逃出(にげいで)ましたが、絶望(ぜつばう)の餘(あまり)にや、姫(ひめ)は續(つゞ)いて參(まゐ)りもせず
手前(てまへ)が存(ぞん)じをりまするは是限(これぎ)り。内祝言(ないしうげん)の儀(ぎ)は乳母(うば)が善(よ)う承知(しょうち)の筈(はず)。何事(なにごと)にまれ、予(われら)が不埓(ふらち)と御檢斷(ごけんだん)遊(あそ)ばれうならば、餘命(よめい)幾何(いくばく)もなき老骨(らうこつ)、如何(いか)な御嚴刑(ごげんけい)にも處(しょ)せられませう。