カネ)” の例文
旧字:
かねの方は、「カネ」或は「カネ」など言ふに接近してゐる。其だけ、名詞に近い感じを持たせる句を作る。
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カネテノ願ヒニヨリ
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一次思想の限界を加へられてあらはれたものが実質的内容であることは、カネていうておいた。であるから、まづ与へられた形式の全体をうづむる内容といふことが出来る。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)