“旛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばん50.0%
はた33.3%
はん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠義堂の前には四ながれのばんがつるされ、堂上には三層の星辰台がみえ、三聖の神像をなかに、二十八宿しゅく、十二宮しん星官ほしがみたちの像も二列にならんでまつられている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日月のはた、五色の御旗、ゆるやかに春風のなぶる下には、なお御親衛の弓、ほこをたずさえる防人さきもりの隊伍が、花園の花のように揃っていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひつぎ輿こしは、金箔と五色の泥彩で塗られ、大勢のシナ人がかついで行った。刺繍のほうみたいな衣服を着た道士だの祭司がそれをめぐり、前後には、竜頭たつがしらの弔旗やはんが林立してゆく。