“辰刻半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつゝはん66.7%
いつつはん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元の通り疊んで神棚に供へ、自分は一晩その下で寢た事、翌る日は辰刻半いつゝはん頃(九時)、包みのまゝ持つてお屋敷へ行つたことまで、手に取る如く解りました。
朝の辰刻半いつゝはん(九時)そこ/\、櫻は漸く滿開で、江戸の春はまことに快適そのものでした。便所の格子窓からその花を眺めてゐると春の小鳥の囀りも聽えます。
翌る朝の辰刻半いつつはん(九時)頃、その時はもうお専は、すっかり元気を取戻し、日頃の媚態びたいへ輪をかけたような表情で、事細かに昨夜の一らつを話してくれました。
朝の辰刻半いつつはん(九時)そこそこ、桜はようやく満開で、江戸の春はまことに快適そのものでした。便所の格子窓からその花を眺めていると春の小鳥のさえずりも聴えます。