“巳刻半”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よつはん83.3%
みのこくはん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾十人の獄卒ごくそつに護られ、罪状を書いた高札を掲げて、江戸中目貫の場所を引廻しの上、鈴ヶ森の處刑場に着いたのは、巳刻半よつはん(十一時)少し過ぎでした。
翌る日、平次と八五郎と佐吉が、竹町の春日家に顏を揃へたのは、巳刻半よつはん少し過ぎでした。
……巳刻半みのこくはん神田かんだ佐久間町河岸さくまちやうがし材木納屋ざいもくなやからはつして、ひろ十一里じふいちり三十二町半さんじふにちやうはんき、幾千いくせんひところした、はしけたことも、ふねけたことも、今度こんど火災くわさいによくる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)