“いつゝはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戌刻半90.9%
辰刻半9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
錠はいつもの通り、戌刻半いつゝはん(九時)には外からおろしました。——今日卯刻半むつはん(七時)外から聲を掛けましたが、お返事がないので、錠を
御馳走になつて、少し醉つて、酉刻半むつはん(七時)頃歸つた相です。家へ戌刻半いつゝはん(九時)に戻つてゐますから、それ位はかゝりませう
福井町の加納屋は、なりしづめて嚴重な板塀の中に閉ぢ籠つたやうな家でした。時刻はまだ思ひの外早くて、辰刻半いつゝはん(九時)頃の秋の陽が、その外廓を物々しく照らして居ります。
この話の始まつたのは丁度辰刻半いつゝはん(九時)それから準備を整へ、正午刻こゝのつ少し前には、妻玉江、娘百合、あやめ、下女お篠、下男作松、内弟子鳩谷はとや小八郎を、それ/″\の部屋へ入れ