“辰猪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たつい75.0%
たつゐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわんや老少不常にして、先年すで小幡仁三郎おばたじんざぶろう、藤野善蔵ぜんぞう蘆野あしの巻蔵、村尾真一、小谷忍おたにしのぶ、馬場辰猪たつい等の諸氏をうしない、又近年に至りては藤田茂吉もきち、藤本寿吉じゅきち、和田義郎よしろう、小泉信吉のぶきち、野本貞次郎さだじろう
池にかえるの声しきりに、燈影とうえい風にしばしばまたたくところ、座するものは紅顔の美少年馬場孤蝶子、はやく高知の名物とたたえられし、兄君辰猪たついが気魂を伝えて、別に詩文の別天地をたくわゆれば
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
福沢諭吉氏を除きては先輩諸子の既にほとんど倦色を著はせし当時に於て田口卯吉うきち氏は経済に於て自由貿易論を主張し、馬場辰猪たつゐ氏は政治上に於て自由民権を説き
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)