“卯吉”の読み方と例文
読み方割合
うきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うん、田口卯吉うきちというのだ。あれなんぞが友達だったのだ。旧思想の破壊というような事に、恐ろしく力瘤ちからこぶを入れていたのだな。
里芋の芽と不動の目 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そのまえに卯吉うきち、定という二人の小僧がはいっていたし、秋までは店もひまなので、半次を付けてやったのであった。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
福沢諭吉氏を除きては先輩諸子の既にほとんど倦色を著はせし当時に於て田口卯吉うきち氏は経済に於て自由貿易論を主張し、馬場辰猪たつゐ氏は政治上に於て自由民権を説き
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)