“辰砂”の読み方と例文
読み方割合
しんしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内障眼というがたい眼病だ、僕も再度薬を盛りましたが治りません、真珠しんじゅ麝香じゃこう辰砂しんしゃ竜脳りゅうのう蜂蜜はちみつに練って付ければ宜しいが、それは金が掛るから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
この品の内側には鮮紅な辰砂しんしゃの跡が見られ、外側は黒く焦げ、その間には繩紋がある。図247に示すものは黒い壁を持つ鉢で、底部は無くなっている。
彼女は斎杭いくいに懸った鏡の前で、兎の背骨を焼いた粉末を顔に塗ると、その上から辰砂しんしゃの粉を両頬にながした。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)