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辰砂
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しんしゃ
ふりがな文庫
“
辰砂
(
しんしゃ
)” の例文
内障眼という
治
(
じ
)
し
難
(
がた
)
い眼病だ、僕も再度薬を盛りましたが治りません、
真珠
(
しんじゅ
)
麝香
(
じゃこう
)
辰砂
(
しんしゃ
)
竜脳
(
りゅうのう
)
を
蜂蜜
(
はちみつ
)
に練って付ければ宜しいが、それは金が掛るから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この品の内側には鮮紅な
辰砂
(
しんしゃ
)
の跡が見られ、外側は黒く焦げ、その間には繩紋がある。図247に示すものは黒い壁を持つ鉢で、底部は無くなっている。
日本その日その日:03 日本その日その日
(新字新仮名)
/
エドワード・シルヴェスター・モース
(著)
彼女は
斎杭
(
いくい
)
に懸った鏡の前で、兎の背骨を焼いた粉末を顔に塗ると、その上から
辰砂
(
しんしゃ
)
の粉を両頬に
掃
(
は
)
き
流
(
なが
)
した。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
白釉、黒釉、
柿釉
(
かきぐすり
)
、
飴
(
あめ
)
釉、青釉、緑釉、
海鼠
(
なまこ
)
釉、
辰砂
(
しんしゃ
)
釉、
青磁
(
せいじ
)
釉等これが流し釉であったり三彩であったりする。このほか窓釉、
絞描
(
しぼりがき
)
、染附、象嵌等がある。
現在の日本民窯
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
真
(
ほん
)
ものゝ植物以上に生々と浮き出てゐる草花が染付けられてゐる鉄
辰砂
(
しんしゃ
)
の水差や、
掌
(
てのひら
)
の中に握り隠せるほどの大きさの中に、恋も、嘆きも、男女の
媚態
(
びたい
)
も大まかに現はれてゐる
芥子
(
けし
)
人形や
過去世
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
同じ
辰砂
(
しんしゃ
)
(銅の赤)とは云うも、あの明清のそれといかに異なっているか。曇りがちに色を内に匿していない場合はない。同じ模様とは云うもいかに簡素であるか。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“辰砂”の解説
辰砂(しんしゃ、en: cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがある。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。
(出典:Wikipedia)
辰
漢検準1級
部首:⾠
7画
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
“辰”で始まる語句
辰
辰巳
辰刻
辰雄
辰子
辰年
辰蔵
辰刻半
辰猪
辰夫