“しんしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンシャ
語句割合
親炙63.3%
辰砂20.0%
真砂3.3%
深謝3.3%
神射3.3%
薪車3.3%
親者3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、どういたしまして、あなた方の超凡なお動静に、朝夕親炙しんしゃいたしておれば、宗舟平凡画師も、大家の企て及ばぬ自然の粉本ふんぽん
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この品の内側には鮮紅な辰砂しんしゃの跡が見られ、外側は黒く焦げ、その間には繩紋がある。図247に示すものは黒い壁を持つ鉢で、底部は無くなっている。
忠「えらいものだね、真珠に麝香に真砂しんしゃに竜脳の四細末さいまつにして、これを蜂蜜で練って付ける時は眼病全快する、成程、宜しい、これを持ってきましょう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それがナ貴君あなたのお眼は外障眼がいしょうがんと違い内障眼ないしょうがんと云ってがたい症ですから真珠しんじゅ麝香じゃこう竜脳りゅうのう真砂しんしゃ四味しみを細末にして、これを蜂蜜はちみつで練って付ける、これが宜しいが
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「種々御忠言は深謝しんしゃつかまつるが、拙者には、いま申したような用がござる。妻や弟の難儀なんぎなぞ、致し方ないと諦めるばかりだ」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「いや、お見事でした。丞相の神射しんしゃには、おそらく及ぶ者はありますまい」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「誰が、一杯の水で薪車しんしゃの炎を消し得なかったと咎めましょう」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
是れ則ち朝廷激して之を変ぜしめたるなりとし、ことわざいわく、親者しんしゃ之をけども断たず、疎者そしゃ之をげどもかたからずと、これことに理有る也となし、燕の兵を挙ぐるに及びて
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)