“細末”の読み方と例文
読み方割合
さいまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠「えらいものだね、真珠に麝香に真砂しんしゃに竜脳の四細末さいまつにして、これを蜂蜜で練って付ける時は眼病全快する、成程、宜しい、これを持ってきましょう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
氣の毒ながらさてかくまでには爲たりしと何氣なきていはなをり藥の細末さいまつ出來しとてもち來るより受取つ錢を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
仕つりぬ只今たゞいま藥研やげんに掛ますあひだ霎時しばらくお待ち下されと云つゝ夫を和吉に遞與わたし製造せいざう方へ廻させしは多少をろんぜぬ商個あきうどの是ぞ實に招牌かんばんなるさて細末さいまつの出來る間と元益に四方八方よもやまの話しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)