“真砂”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞砂
読み方割合
まさご92.1%
しんしゃ2.6%
まさ2.6%
まなご2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも世界に星の真砂まさごの如く、恒河沙ごうがしゃ数の如くきらめくそういう明滅の美こそ真に大なるものを生ましめる豊饒の場となるのである。
永遠の感覚 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)
忠「えらいものだね、真珠に麝香に真砂しんしゃに竜脳の四細末さいまつにして、これを蜂蜜で練って付ける時は眼病全快する、成程、宜しい、これを持ってきましょう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
山陰側に出るのは真砂まさと称し、粒も大きく、黒色の光沢を有する磁鉄礦で、不純物も少いさうだが、山陽側に出るのは赤目あかめと称し、粒も細かく、褐色を帯び、燐、硫黄
出雲鉄と安来節 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
「玉津島磯の浦廻うらみ真砂まなごにもにほひて行かな妹がりけむ」(巻九・一七九九)、「相模路さがむぢ淘綾よろぎの浜の真砂まなごなす児等こらかなしく思はるるかも」(巻十四・三三七二)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)