“長島”の読み方と例文
読み方割合
ながしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……中将ちゅうじょうきみ(信雄)には、一刻もはやく、長島ながしまの御本城へおかえりあるこそ然るべく存ずる。あとは、家康が、しかと要害ようがいをかためておきますから
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大神宮さまのある宇治山田うじやまだ市などよりも、ずっと南のほうに、長島ながしまという町があるのですが、そこから船で八キロばかりの荒海あらうみの中に、その岩屋島があるのです。
大金塊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
五郎作は実家が江間氏えまうじで、一時長島ながしま氏をおかし、真志屋の西村氏をぐに至った。名は秋邦しゅうほうあざな得入とくにゅう空華くうげ月所げっしょ如是縁庵にょぜえんあん等と号した。平生へいぜい用いた華押かおうは邦の字であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)