“いっしょうがい”の漢字の書き方と例文
語句割合
一生涯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祖母が糸車で一生涯いっしょうがいかかって紡ぎ得たであろうと思う糸の量が数え切れない機械の紡錘から短時間に一度に流れ出していた。
糸車 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
国の昔の交通のあとを明らかにし、昔の人の心持こころもちをよく理解し、またそれを一生涯いっしょうがい、おぼえていることもらくなのである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「小さい時にどんな教育を受けたかという事でもう、その人の一生涯いっしょうがいがきまってしまうのだからね。もっと偉い大人物を配すべきだと思うんだ。」
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)