トップ
>
貴公
>
あんた
ふりがな文庫
“
貴公
(
あんた
)” の例文
その志は
忝
(
かたじけ
)
ないが、日本の前途はまだ暗澹たるものがある。万一吾々が失敗したならば
貴公
(
あんた
)
達が、吾々の
後跟
(
あと
)
を継いでこの皇国
廓清
(
かくせい
)
の任に当らねばならぬ。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
貴公
(
あんた
)
富岡先生が東京へ行った事を知っているか」と校長細川は坐に着くや着かぬに問いかけた。
富岡先生
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
侍「
貴公
(
あんた
)
先にやったら宜かろう」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
また万一吾々が成功して天下を執る段になっても、吾々が今の薩長土肥のような醜い政権利権の奴隷になるかならぬかという事は、ほかならぬ
貴公
(
あんた
)
達に監視してもらわねばならぬ。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“貴公”の意味
《名詞》
貴公(きこう)
主に男性が同輩または目下の者に対して言う語。貴殿。貴様。
(出典:Wiktionary)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
公
常用漢字
小2
部首:⼋
4画
“貴公”で始まる語句
貴公子
貴公樣