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貴郎
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あんた
ふりがな文庫
“
貴郎
(
あんた
)” の例文
「根本………御座らしやるとも、根本ていのア、塩山では一等の
丸持大尽
(
まるもちだいじん
)
でごわすア」と答へて、更に、「で
貴郎
(
あんた
)
ア、根本さア
処
(
とけ
)
の
御客様
(
おきやくさん
)
かね」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「私は駄目でごす……」と涙の込み上げて来るのを押へて、「私ア、とても
貴郎
(
あんた
)
の真似は出来ねえでごす。一体、もうこんな
体格
(
からだ
)
でごいすだで」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「
貴郎
(
あんた
)
さアも見て御座らしやつたゞか、火事が、はア、毎晩のやうにあつて、物騒で、仕方が
無
(
ね
)
えものだで、村で、割前で金のう集めて、
漸
(
やうや
)
く東京から昨日喞筒が出来て来ただア」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“貴郎”で始まる語句
貴郎方
貴郎様