“御当家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こちら50.0%
おうち16.7%
こなた16.7%
ごたうけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めえらの知った事じゃアない、えゝ殿様、誠にはずかしい事だが、此の千代が御当家こちらへ奉公にめえった其の時から、わしは千代に惚れたの惚れねえのと云うのじゃアねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御当家おうちへ迷惑はかけないから、帰るまでああして蔵匿かくまって置いて下さらないか、衣服きものに血がついてたり、おどおどしている処を見ると、邪慳じゃけんしゅうとめにいびられる嫁か。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御当家こなたさまのお蔭で人参を飲みましたせいか、段々宜しくなりまして、此の程病褥とこを離れましたと丹治がまいっての話でございますが、母が申しますに
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御当家ごたうけでも——じつに……」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)