“帛紗包”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくさづつ75.0%
ふくさつゝみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今まで手にも触れなかった袋入りの物と、帛紗包ふくさづつみの二品を手に取って、お君はねんごろに推しいただきました。
そこを帛紗包ふくさづつみを抱えて歩きながら、伸子は背後が気になり、我知らず急ぎ足になる厭な気持を経験した。通りはずっとまっすぐ、彼方の大通りまで直角に続いていた。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
持歸りし後に其帛紗包ふくさつゝみが落て有しと申に夫は此金かと財布さいふまゝ投出なげださるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て吃驚びつくりなしコレ/\貴殿こなたゆゑに私は此とほり御番所へ送られ迷惑めいわく致せり貴殿が落して置た帛紗包ふくさつゝみ大方取に來るで有うと思ひ今日迄まつて居しにヤレ/\うれしやとなみだを流しながら正面しやうめんに向ひ右の帛紗ふくさ包を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)