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帛紗包
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ふくさづつ
ふりがな文庫
“
帛紗包
(
ふくさづつ
)” の例文
今まで手にも触れなかった袋入りの物と、
帛紗包
(
ふくさづつ
)
みの二品を手に取って、お君は
懇
(
ねんご
)
ろに推しいただきました。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこを
帛紗包
(
ふくさづつ
)
みを抱えて歩きながら、伸子は背後が気になり、我知らず急ぎ足になる厭な気持を経験した。通りはずっとまっすぐ、彼方の大通りまで直角に続いていた。
伸子
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
帛紗包
(
ふくさづつ
)
みのなかに入つてゐるのは他でもない、
小本
(
こほん
)
の『膝栗毛』の一冊で、この
剽軽
(
へうきん
)
な喜劇
俳優
(
やくしや
)
は、借金取に
出会
(
でくは
)
すか、救世軍を見るかして、気が真面目に
鬱
(
ふさ
)
ぎ出すと
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
と言いながら兵馬は、懐中から袋入りの物と
帛紗包
(
ふくさづつ
)
みとを取り出して
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
帛
漢検1級
部首:⼱
8画
紗
漢検準1級
部首:⽷
10画
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
“帛紗”で始まる語句
帛紗