“ふくさづつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帛紗包50.0%
袱紗包50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帛紗包ふくさづつみのなかに入つてゐるのは他でもない、小本こほんの『膝栗毛』の一冊で、この剽軽へうきんな喜劇俳優やくしやは、借金取に出会でくはすか、救世軍を見るかして、気が真面目にふさぎ出すと
と言いながら兵馬は、懐中から袋入りの物と帛紗包ふくさづつみとを取り出して
庸三は原稿紙やコムパクトや何かの入った袱紗包ふくさづつみをもたせ、春雨のふるまちを黒塗りの高下駄たかげた穿いて、円タクの流しているところまで、お八重に送らせて行った葉子の断髪にお六ぐししたあだな姿を
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)