帛紗包ふくさつゝみ)” の例文
持歸りし後に其帛紗包ふくさつゝみが落て有しと申に夫は此金かと財布さいふまゝ投出なげださるゝを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て吃驚びつくりなしコレ/\貴殿こなたゆゑに私は此とほり御番所へ送られ迷惑めいわく致せり貴殿が落して置た帛紗包ふくさつゝみ大方取に來るで有うと思ひ今日迄まつて居しにヤレ/\うれしやとなみだを流しながら正面しやうめんに向ひ右の帛紗ふくさ包を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)