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義手
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ぎしゅ
ふりがな文庫
“
義手
(
ぎしゅ
)” の例文
そのとき中尉は、硬いひやりとしたものを
掌
(
てのひら
)
の中に感じた。見るとそれは
鋼鉄
(
こうてつ
)
と硬質ゴムとでできた「火の玉」少尉の
義手
(
ぎしゅ
)
だったのである。
空中漂流一週間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
上等兵
(
じょうとうへい
)
小野清作
(
おのせいさく
)
は、
陸軍病院
(
りくぐんびょういん
)
の
手厚
(
てあつ
)
い
治療
(
ちりょう
)
で、
腕
(
うで
)
の
傷口
(
きずぐち
)
もすっかりなおれば、このごろは
義手
(
ぎしゅ
)
を
用
(
もち
)
いてなに
不自由
(
ふじゆう
)
なく
仕事
(
しごと
)
ができるようになりました。
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
鋼鉄製の
義手
(
ぎしゅ
)
だった。キンチャコフは獣のような悲鳴をあげると、へたへたとゴンドラの底にその身体を折り
崩
(
くず
)
した。
空中漂流一週間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
秘書「こりゃ何だ、
義手
(
ぎしゅ
)
じゃないか。君、間違えちゃいけませんよ。私には正しく二本の手がありますよ。」
発明小僧
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
“義手”の意味
《名詞》
義 手 (ぎしゅ)
手や腕を失った人が、失った肉体の代わりに装着する人工の腕や手。
(出典:Wiktionary)
“義手(義肢)”の解説
義肢(ぎし)とは、平たく言えば「人工の手足」のことであり、患者が失った四肢の外見や機能を補うために使う器具を指す。
上肢に用いる義肢を「義手」、下肢に用いる義肢を「義足」と呼ぶ。
義肢は古くから存在したが、そのありようが大きく進歩したのは第一次世界大戦以降である。
(出典:Wikipedia)
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“義”で始まる語句
義
義兄
義理
義姉
義弟
義務
義父
義太夫
義母
義経