“陸軍病院”の読み方と例文
読み方割合
りくぐんびょういん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
懇意こんい准尉じゅんいさんで、陸軍病院りくぐんびょういんはいっていなさるのを、これからみまいにいくのだ。達吉たつきちも、いっしょにこないか。」
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
上等兵じょうとうへい小野清作おのせいさくは、陸軍病院りくぐんびょういん手厚てあつ治療ちりょうで、うで傷口きずぐちもすっかりなおれば、このごろは義手ぎしゅもちいてなに不自由ふじゆうなく仕事しごとができるようになりました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
某幼稚園ぼうようちえんでは、こんど陸軍病院りくぐんびょういん傷痍軍人しょういぐんじんたちをおみまいにいくことになりましたので、このあいだからおさな生徒せいとらは、うたのけいこや、バイオリンの練習れんしゅう余念よねんがなかったのです。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)