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歩行
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あるい
ふりがな文庫
“
歩行
(
あるい
)” の例文
いつまで行っても松ばかり
生
(
は
)
えていていっこう要領を得ない。こっちがいくら
歩行
(
あるい
)
たって松の方で発展してくれなければ駄目な事だ。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いざ帰らうとなると、チヤアンと外へ出て、先に立つて
歩行
(
あるい
)
てござらア。いくら酔つても溝へ落つこちないのは、全くお月様のお蔭なんだ。全くだ実に有難てえや。
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
ところへ大層急ぎ足で西の方から
歩行
(
あるい
)
て来るのはわずか二人の武者で、いずれも旅行の
体
(
てい
)
だ。
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
見え隠れに、ちらほら人が通るが、皆黙って
歩行
(
あるい
)
いて居るので。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
急いでいるようで、しかも地面の上を
歩行
(
あるい
)
ていないようだと、宗近君が云ったのは、まさに現下の状態によく
適合
(
あてはま
)
った小野評である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
『いやどうも厳しいお暑さでございます、せつせつと
歩行
(
あるい
)
て参つたもんですから』
誰が罪
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
振袖姿
(
ふりそですがた
)
のすらりとした女が、音もせず、向う二階の
椽側
(
えんがわ
)
を
寂然
(
じゃくねん
)
として
歩行
(
あるい
)
て行く。余は覚えず鉛筆を落して、鼻から吸いかけた息をぴたりと留めた。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
だがこの節は私の内職も
隙
(
ひま
)
だから、ちつともお金の工面は出来やアしないし、それに相変はらずお前は飲み
歩行
(
あるい
)
てばかしゐて、ちつとも家へお金を入れておくれでないから、私やアこの十日ばかりは
磯馴松
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
昔し
房州
(
ぼうしゅう
)
を
館山
(
たてやま
)
から向うへ突き抜けて、
上総
(
かずさ
)
から
銚子
(
ちょうし
)
まで浜伝いに
歩行
(
あるい
)
た事がある。その時ある晩、ある所へ
宿
(
とまっ
)
た。ある所と云うよりほかに言いようがない。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
落花啼鳥
(
らっかていちょう
)
の情けも心に浮ばぬ。
蕭々
(
しょうしょう
)
として
独
(
ひと
)
り
春山
(
しゅんざん
)
を行く
吾
(
われ
)
の、いかに美しきかはなおさらに
解
(
かい
)
せぬ。初めは帽を傾けて
歩行
(
あるい
)
た。
後
(
のち
)
にはただ足の
甲
(
こう
)
のみを見詰めてあるいた。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“歩行”の意味
《名詞》
歩くこと。
(出典:Wiktionary)
“歩行”の解説
歩行(ほこう)とは、「歩く」ことであり、足(脚)による移動のうち比較的低速のものを言い、厳密にはどの瞬間も少なくともひとつの足が地面についたまま移動する動作を言う。「歩く」は「走る」と対比される。
(出典:Wikipedia)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“歩行”で始まる語句
歩行出
歩行事
歩行悩
歩行方
歩行歩行
歩行目附
歩行悪
歩行板
歩行能
歩行頭