“あゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アユ
語句割合
鮎37.5%
歩34.1%
阿諛20.1%
香魚4.2%
歩行2.3%
年魚1.1%
動0.4%
鰷0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだ鮎(あゆ)を焼くとピンとそりかえったり動いたりする……、鰻(うなぎ)を焼くとぎくぎく動く、蚯蚓(みみず)を寸断すると、部分部分になって動く……。
首を失った蜻蛉 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
余(よ)は何者か、余(われ)に近く歩(あゆ)み寄る跫音(あしおと)、続いて何事か囁く声を聞き侯ふが、少時(しばらく)にして再び歩み出(いだ)せば、……あゝ何処(いづこ)にて捕へられしや。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
阿諛(あゆ)し、哀願し、心身を他(た)の蹂躙(じゅうりん)に委せて反抗の気力も失せはて、気息また奄々(えんえん)たるもの、重なり重なり乗り越え、飛び越ゆるもの
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
そこで砥石(といし)に水が張(は)られすっすと払(はら)われ、秋の香魚(あゆ)の腹(はら)にあるような青い紋(もん)がもう刃物(はもの)の鋼(はがね)にあらわれました。
チュウリップの幻術 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
と仰有(おつしや)つたが、御手(おんて)の錫杖(しやくぢやう)をづいと上(あ)げて、トンと下(お)ろしざまに歩行(あゆ)び出(で)らるゝ……成程(なるほど)、御襟(おんゑり)の唾掛(よだれかけ)めいた切(きれ)が、ひらり/\と揺(ゆ)れつゝ来(こ)らるゝ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
殿堂金碧の美なしとはいへ、おのづから粛穆(しゆくぼく)の趣あり。俯して谷川をのぞむ、皇后そのかみの卯月、河の中の磯に在(いま)して年魚(あゆ)を釣りたまひけるところ。
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ほのかに動(あゆ)ぐ宵(よひ)の間(ま)を
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
いにしへ二七〇行幸(いでまし)の宮ありし所は、二七一石(いは)はしる滝つせのむせび流るるに、ちひさき鰷(あゆ)どもの水に逆(さか)ふなど、目もあやにおもしろし。二七二檜破子(ひわりご)打ち散(ちら)して喰(く)ひつつあそぶ。