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歩行
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あゆ
ふりがな文庫
“
歩行
(
あゆ
)” の例文
大跨
(
おおまた
)
に下りて、帽を脱し、はたと夫人の
爪尖
(
つまさき
)
に
跪
(
ひざまず
)
いて、片手を額に加えたが、無言のまま身を起して、
同一
(
おなじ
)
窓に
歩行
(
あゆ
)
み寄った。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
仰有
(
おつしや
)
つたが、
御手
(
おんて
)
の
錫杖
(
しやくぢやう
)
をづいと
上
(
あ
)
げて、トンと
下
(
お
)
ろしざまに
歩行
(
あゆ
)
び
出
(
で
)
らるゝ……
成程
(
なるほど
)
、
御襟
(
おんゑり
)
の
唾掛
(
よだれかけ
)
めいた
切
(
きれ
)
が、ひらり/\と
揺
(
ゆ
)
れつゝ
来
(
こ
)
らるゝ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
呼吸
(
いき
)
を殺して従い
行
(
ゆ
)
くに、
阿房
(
あほう
)
はさりとも知らざる
状
(
さま
)
にて、
殆
(
ほとん
)
ど足を
曳摺
(
ひきず
)
る如く杖に
縋
(
すが
)
りて
歩行
(
あゆ
)
み
行
(
ゆ
)
けり。
妖僧記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
大膚
(
おおはだ
)
脱
(
ぬ
)
ぎを
誰
(
たれ
)
一人目に
留
(
とめ
)
る者も無く、のさのさと
蟇
(
がま
)
の
歩行
(
あゆ
)
みに一町隣りの元大工町へ、ずッと入ると、火の番小屋が、あっけに取られた体に口を開けてポカンとして、散敷いた桜の路を
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
車馬
(
しゃば
)
の通行を
留
(
と
)
めた場所とて、人目の恥に
歩行
(
あゆ
)
みも成らず、——金方の計らひで、——
万松亭
(
ばんしょうてい
)
と言ふ
汀
(
みぎわ
)
なる料理店に、とに
角
(
かく
)
引籠
(
ひっこも
)
る事にした。紫玉は
唯
(
ただ
)
引被
(
ひっかつ
)
いで
打伏
(
うちふ
)
した。が、
金方
(
きんかた
)
は油断せず。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
車馬の通行を留めた場所とて、人目の恥に
歩行
(
あゆ
)
みもならず、——
金方
(
きんかた
)
の計らいで、——
万松亭
(
ばんしょうてい
)
という
汀
(
みぎわ
)
なる料理店に、とにかく
引籠
(
ひっこも
)
る事にした。紫玉はただ
引被
(
ひっかつ
)
いで打伏した。が、金方は油断せず。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“歩行”の意味
《名詞》
歩くこと。
(出典:Wiktionary)
“歩行”の解説
歩行(ほこう)とは、「歩く」ことであり、足(脚)による移動のうち比較的低速のものを言い、厳密にはどの瞬間も少なくともひとつの足が地面についたまま移動する動作を言う。「歩く」は「走る」と対比される。
(出典:Wikipedia)
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“歩行”で始まる語句
歩行出
歩行事
歩行悩
歩行方
歩行歩行
歩行目附
歩行悪
歩行板
歩行能
歩行頭