“歩(てく)” の例文
幾ら相場が狂ったって、日本橋から馬車に乗って、上野を歩(てく)で、道端の井戸で身体(からだ)を洗って、蟋蟀(きりぎりす)の巣へ入(へえ)ってさ、山出しにけんつくを喰って、不景気な。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)