“ぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
43.8%
25.0%
7.5%
5.0%
3.8%
2.5%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あがつて中年増ちうどしまなまめかしいのと行違ゆきちがつて、うへしたへ五六はなれたところ
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はじめ十ばかりのあひだかゞめてあゆほどで、ひろくなつたとおもふと、まへには
權三 べらぼうめ。手前なんぞは横町の黒や斑と大したちげえがあるものか。黒や斑はおれの顏をみると、をふつて來るだけも可愛らしいや。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
きょうの乱軍のなかで、甲州の孕石忠弥はらみいしちゅうやという剛の者が、家康にせまって、家康の乗っている馬のをつかまえた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
婆「はえいおっかないなアまア、うん、ぶっって火事い出来でかしたかえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「当り前さ。卒業の時に因縁をつけた上、世話もしないでおっり出すんだもの。君は僕が学園に好意を持っていると思うのかい?」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
あたしね、怒りっぽくなったりあきっぽくなったりするって言ったでしょ。その時も、欠伸あくびしながら写真帳を枕にして、だらしなく寝ころんでいたの。そしてね、おっり出した本を引きよせて見ると、大好な長恨歌ちょうごんかの、夕殿蛍飛思悄然という句が、すぐあったじゃないの。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「おれにゃ、うそ坊主ぼうずあたまァいえねえよ。——かりにもおんなじ芝居しばいものが、こんなことを、ありもしねえのにいってねえ。それこそ簀巻すまきにして、隅田川すみだがわのまんなかへおッまれらァな」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
そうだ、そうだ。つまり江戸川の末の方で、片っは海にむかっている所だ。むかしは堀江千軒と云われてたいそう繁昌した土地だそうだが、今は行徳や船橋に繁昌を取られて、よっぽどさびれたということだ。漁師町だが、百姓も住んでいる。お熊はその宇兵衛という百姓の妹だそうだ。
半七捕物帳:61 吉良の脇指 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「それでお前、オッれたちゅうのかい」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
そこの小家はいずれもれするような編み細工や彫刻で構成せられた芸術品であった。
アフリカの文化 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
そのバラバラに砕け散ったものは屍体でも船体の破片でも、あるいは渦の底部にうずまっているのもありますでしょうし、またグルグル旋回しつつ、渦の外へおっり出されてしまうのもありましょう。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
まったく我々の予想していたものは、家財家具をおっり出し、算を乱して逃げ出した後の無人の都会なのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
もうその頃には、聞き伝え言い伝えて、全所員のことごとくが仕事をおっり出してここに集まっていたのであろう。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
余り〔汁〕が多いとつつの方にもそれをすり付けて置くんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それをどうかちょいと拭いてくれないかと言うと、ようございますと言ってじきに取り上げて、自分の鼻汁を拭いた長いつつの先で茶碗を拭き取るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「全く変なんですよ。昨日は一日茅ヶ崎の別荘で待ちけを食わされたといいますから」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
おとつゝあはおこりつだから」としづんでつぶやくやうにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
だけど、その時の可遊さんと来たら、また別の趣きがあって、却って銀杏八丈の野暮作りがぴったり来ると云う塩梅あんばいでね。眼の縁がっと紅く染って来て、小びんの後毛おくれげをいつも気にする人なんだが、それが知らず知らずのうちに一本一本殖えて行く——と云うほど、あの人だっても夢中になってしまうんだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
先づ山脇道作の子が来り、次に堀本一の子が来り、最後に田中俊庵の子が来つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それ證據しようこにや屹度きつと自分じぶんはたけのがなひとでもつちやねえからさつせ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まさ世々よよ 三に遊ぶべし、
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
われて来たんだべよ。——見れ、弱ってる!」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「え、お隣の鬼富ですかい。あんなわけのわからねえ奴あありませんや。吾々が顔を揃えて行ったのに、めいめい自分んちだけ守ればよくはないかとぬかしゃあがってね、あっしゃあ気が短けえから、みなさんがとめて下さらなけりゃあ、横ずっを張飛ばしてやったんだが……」
遺産 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)