“ぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
46.1%
23.6%
6.7%
5.6%
4.5%
2.2%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でもしめやかにかたうた兩性りやうせい邂逅であへば彼等かれらは一さいわすれて、それでも有繋さすが人目ひとめをのみはいとうて小徑こみちから一あひだける。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
手前なんぞは横町の黒や斑と大したちげえがあるものか。黒や斑はおれの顏をみると、をふつて來るだけも可愛らしいや。
権三と助十 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
「当り前さ。卒業の時に因縁をつけた上、世話もしないでおっり出すんだもの。君は僕が学園に好意を持っていると思うのかい?」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
まともな女の人をみればすぐを向くような変なものを持っていた私は、その変なもので横山美智子をすげなくしてお帰ししたのである。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
提灯も何もり出して、自分でわッと言ってけつけますと、居処いどころが少しずれて、バッタリと土手っ腹の雪をまくらに、帯腰が谿川の石に倒れておいででした。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それでお前、オッれたちゅうのかい」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
自分たちの仕事もおっり出して最前列の席を占めている州立蛇毒研究所の若い所員たち、自分では何とも判定は下し得なかったが
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
もうその頃には、聞き伝え言い伝えて、全所員のことごとくが仕事をおっり出してここに集まっていたのであろう。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
それをどうかちょいと拭いてくれないかと言うと、ようございますと言ってじきに取り上げて、自分の鼻汁を拭いた長いつつの先で茶碗を拭き取るのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それから人の前でもどこでも自分の着物の裾裏すそうらをまくってはなをかみ、そうして其涕それをうまくすり付けてしまう。余りが多いとつつの方にもそれをすり付けて置くんです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「全く変なんですよ。昨日は一日茅ヶ崎の別荘で待ちけを食わされたといいますから」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
おとつゝあはおこりつだから」としづんでつぶやくやうにいつた。かれぜんうへつて飯粒めしつぶを一つ/\につまんで、それから干納豆ほしなつとうれも一つ/\に汁椀しるわんなかれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
眼の縁がっと紅く染って来て、小びんの後毛おくれげをいつも気にする人なんだが、それが知らず知らずのうちに一本一本殖えて行く——と云うほど、あの人だっても夢中になってしまうんだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
先づ山脇道作の子が来り、次に堀本一の子が来り、最後に田中俊庵の子が来つた。そして三人皆沢にしりぞけられた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
つぶでがすから、わしがに相違さうゐありあんせん、彼等あつらがなんなに出來できつこねえんですから、それ證據しようこにや屹度きつと自分じぶんはたけのがなひとでもつちやねえからさつせ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
まさ世々よよ 三に遊ぶべし
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
われて来たんだべよ。——見れ、弱ってる!」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
横ずっを張飛ばしてやったんだが……
遺産 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)