“歩度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほど75.0%
あゆみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何か考えているらしい緩やかな歩度ほどでコトリコトリと近付いて来るのであったが、やがて私の檻の前まで来るとピッタリと立ち止まった。
怪夢 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
一鼓三足いっこさんそくといって、歩度ほど間尺ましゃくがきまっているもんだそうですが、お氷献上の駕籠ゆきは、添役そえやくが袂時計を見ながら、ホイと掛声をかけると、サッサ、サッサと四歩でる。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
何とか利用しないでは置けないと云う気に成って了った。彼は一ト足歩度あゆみを伸ばすなり、妙に好奇心の加わった空元気を出して呼びかけた。
偽刑事 (新字新仮名) / 川田功(著)