“自餘”のいろいろな読み方と例文
新字:自余
読み方割合
じよ50.0%
ほか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕英氣は是れ天地精英せいえいの氣なり。聖人は之を内にをさめて、あへこれを外にあらはさず。賢者は則ち時時之をあらはす。自餘じよ豪傑の士は、全然之をあらはす。
見學の人達は好奇ものずきな眼をあげて彼れの顏に表はれる感情を竊かに讀まうとした。彼れの隻眼かためは、いつものやうに鋭く輝く外には、容易に自餘ほかの意味を語らなかつた。
実験室 (旧字旧仮名) / 有島武郎(著)