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好奇
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かうき
此蠻勇の
力、それが
積り
積つて
見ると、
運動の
爲とか、
好奇の
慾とか、そればかりで
承知が
出來なくなつて、
初めて
研究といふ
事に
重きを
置く
樣になり
昔から
釘附に為てあると計り思つて居た内陣と本堂との
区劃の戸を開けると云ふ事は、
少からず小供の
好奇の心を躍らせたが、
愈々左から三枚目の戸に手を掛ける
瞬間
いつか
讀んだアンリ、フアブルの「
昆蟲記」を
思ひ
浮べながら、
夫は
好奇の
瞳を
凝らした。
はじめは
好奇の
心に
誘はれて、
空しき
想像をいろいろに
描きしが、
又折もがな
今一と
度みたしと
願へど、
夫よりは
如何に
行違ひてか
後ろかげだに
見ることあらねば、
水を
求めて
得ぬ
時の
渇きに
同じく