“けやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
89.6%
9.9%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふとけやきぼんが原氏の目にとまつた。それは田舎の村長などの好きさうな鯛の恰好をしたもので二円三十銭といふ札が付いてゐた。
夫人 (画家の姿、けやき樹立こだちにかくれたる時、はらはらとあとを追い、また後戻りす。見送りつつ)はかないねえ!
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
明がた寒いと思ったが、起きて見ると霜が真白で、あらたに掃かれた庭前の若いけやきの下には、紅葉が箒目を隠す程に散っていた。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)